Earth Commission、安全で公正な地球システムの境界を定量化

Earth Commissionは2023年5月31日、学術誌Natureに論文を発表し、生命維持と地球の安定に重要な役割を果たす5つの重要領域(気候、生物多様性、水、大気、栄養循環)について、安全で公正な地球システムの境界を初めて定量化し提示しました。

本論文は、人類と自然が繁栄できる安全で公正な未来を確保するために、政府、都市、企業が取り組むべき科学的目標につながる新しい境界線を定義しました。正義を中心に据えたこの新しい科学的枠組みは、生命を維持するための地球のキャパシティ、そして人間が果たすべき役割を理解する上で、大きな飛躍を意味します。

これは、Johan Rockström博士、Joyeeta Gupta博士、Dahe Qin博士が率い、Future Earthが運営を支える Earth Commission の40人を超える自然科学・社会科学の第一線の専門家による研究による成果です。

詳しくは、Future Earth ウェブサイトおよびEarth Commissionウェブサイトご覧ください。