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新Future Earth 国際事務局日本ハブが発足、公開シンポジウムを開催

2021年8月、Future Earth 新・国際事務局日本ハブが発足しました。これを記念し、10月20日、新・日本ハブ発足会・公開ミニシンポジウムが開催されました。

Future Earth事務局の機能強化と日本におけるFuture Earthの推進を加速するため、2021年8月、Future Earth 国際事務局日本ハブとアジア地域センターが統合し、新たなFuture Earth国際事務局日本ハブが誕生しました。新日本ハブの設立には、日本学術会議、総合地球環境学研究所、国立環境研究所、東京大学未来創成研究所、文部科学省、慶應義塾大学SFC研究所、イオン環境財団、花王株式会社、リモートセンシング技術センター、サラヤ株式会社、北海道大学、長崎大学の12団体が共同申請機関として協力しています。

新ハブの発足を記念し、新日本ハブとフューチャー・アース日本委員会は、10月20日、新日本ハブ発足会・公開ミニシンポジウム「日本におけるFuture Earthの推進」を開催し、Future Earthの国際的な取り組みや、刷新されたFuture Earthのガバナンス組織、日本でFuture Earthを推進する諸機関やその活動について紹介しました。

政府機関、大学・研究機関、企業、市民団体などから100名以上が参加する中、発足会は、総合地球環境学研究所 谷口真人副所長の発足宣言と祝辞から始まりました。氏は、日本ハブの共同申請機関と理事会の代表として、フューチャー・アース日本委員会、日本学術会議のFuture Earth関連委員会、そして新生日本ハブの連携により、Future Earthがますます力強く推進されることに期待を示しました。

続いて、日本ハブの春日文子氏、Hein Mallee氏、Giles B. Sioen氏、Ria Lambino氏が、グローバルからローカルまで様々なFuture Earthの活動と、刷新されたガバナンス体制や国際事務局について紹介しました。また、日本学術会議やフューチャー・アース日本委員会との緊密な連携、民間企業との連携、アジア地域のネットワーク、グローバルな活動の実績など、日本ハブの強みを生かし、より強力で効率的に事務局機能を提供したいとの抱負を述べました。

次に、フューチャー・アース日本委員会 共同委員長 安成哲三氏が、日本委員会に加盟する40の多様な団体と、委員会の執行部の刷新について紹介しました。氏は、SDGsを達成するためには、それぞれの目標を統合的に理解することが重要であり、そのための学際的・超学際的研究を推進する上で、Future Earthは非常に優れた枠組みであると述べました。

続いて、フューチャー・アース日本委員会の5つのメンバー機関が、大学、企業、NPOの立場からサステナビリティ研究や共創を推進する取り組みを報告しました。

まず、北海道大学の山内太郎教授と長崎大学の門司和彦教授が、両大学はSDGs達成と健全な地球への貢献をそれぞれの大学の中核的なビジョンとして掲げており、より学際的で、社会と連携したサステイナビリティ科学を推進する、両大学の全学的な組織体制について発表しました。

イオン環境財団の山本百合子専務理事は、Future Earthと東京大学の協力のもと、毎年Future Earth の「知と実践のネットワーク」のテーマを一つ取り上げ、これまでに5回開催された「イオン未来の地球フォーラム」を紹介し、今後も大規模小売業の強みである地域住民とのつながりを生かし、環境問題に取り組んでいくことを強調しました。

続いて、SDGs市民社会ネットワーク事務局長の新田恵理子氏より、同ネットワークは、SDGsの達成に向けて、貧困、環境、地球の健康、防災・減災など様々な分野で活動する140の市民社会団体からなり、市民の声を多様な分野の政策提言に結びつけることを主な活動としていることが紹介されました。最後に、マラリア・ノーモア・ジャパン理事の長島美紀氏から、マラリア撲滅だけでなく、気候変動、グローバルヘルス、農業などの課題に対して、マラリアをキーワードに、様々なステークホルダーと共に取り組んでいることが紹介されました。両氏は、両NPOはセクター横断的な活動や政策提言に力を入れている点がFuture Earthと共通しており、Future Earthのコミュニティで研究者との連携を進めていきたい、と述べました。

最後に国立環境研究所 江守正多氏は、地球環境問題は科学だけでは解決できず、社会とアカデミアの連携が必要であり、新日本ハブの発足が、より多様な主体が持続可能な方向へ社会を変革していくきっかけになることが期待されると述べ、会を締めくくりました。

新日本ハブ発足式・ミニシンポジウムのご案内(プログラム)および記録動画をご覧いただけます。